ソチオリンピックが閉幕しました。
あきらめずにがんばる選手たちの姿に励まされ、パワーを分けてもらえた17日間でした。
そんな、夢と感動を与えてくれるアスリートたちですが、実は、意外なところでも、活躍をしているんです。
"Så funkar det(väl inte?)"
(「どうなっているのかな?」 グンナ・グレース作 ヨーハン・ショーンクビスト絵)より

クレーン車を動かしているのは、なんと、重量挙げの世界チャンピオンたち。
大きなビルがたつのも、彼らのおかげです。
この絵本は、町中にある、いろいろなもののしくみを、想像力豊かに解き明かしてくれます。
たとえば、車。
動くのはどうして?

それは、ハムスターが、タイヤをくるくるまわしているから。
ハムスターがいないと車は動きません。
バスは、大きな犬が動かしています。
鼻先にほねをつるして、走らせるんです。
バスがとまると、ごほうびに、ほねをちょっぴり、かじれます。
お店のレジのしくみは、どうなっているのでしょう?

中にスズメがいて、バーコードを読み取っているのです。
だから、品物をかざすと、「ピッ」って音がするんですね。
読み取ったバーコードは、制御室のスズメに伝えられ、そこで計算をして、レシートを書いてもらいます。
お店の中も、実はふしぎでいっぱいです。
実際のスウェーデンのお店は、どんなふうになっているのでしょう。
燻製の魚も、一ぴきまるごと売られていて、豪快です。

棚に並んだ、いろいろな調味料。

空き缶やペットボトルのリサイクル機。
使い終わった缶やビン、ペットボトルをこの中へ入れると、デポジット分が戻ってきます。
さすがは、エコの国。

「出前一丁」を発見!

実は今、スウェーデンでは、おいしくて体にいいと、日本食が大人気。
スーパーでも、パックのおすしが売られていたり、

のりやとうふも手に入ります。
Surimiという名前で、冷凍のカニカマも売られています。

見慣れた食べものも、異国のスーパーに並ぶと、微妙にちがって、なんだかふしぎな感じです。
(絵本の写真は、出版社の許可を得て掲載しています。)
あきらめずにがんばる選手たちの姿に励まされ、パワーを分けてもらえた17日間でした。
そんな、夢と感動を与えてくれるアスリートたちですが、実は、意外なところでも、活躍をしているんです。
"Så funkar det(väl inte?)"
(「どうなっているのかな?」 グンナ・グレース作 ヨーハン・ショーンクビスト絵)より

クレーン車を動かしているのは、なんと、重量挙げの世界チャンピオンたち。
大きなビルがたつのも、彼らのおかげです。
この絵本は、町中にある、いろいろなもののしくみを、想像力豊かに解き明かしてくれます。
たとえば、車。
動くのはどうして?

それは、ハムスターが、タイヤをくるくるまわしているから。
ハムスターがいないと車は動きません。
バスは、大きな犬が動かしています。
鼻先にほねをつるして、走らせるんです。
バスがとまると、ごほうびに、ほねをちょっぴり、かじれます。
お店のレジのしくみは、どうなっているのでしょう?

中にスズメがいて、バーコードを読み取っているのです。
だから、品物をかざすと、「ピッ」って音がするんですね。
読み取ったバーコードは、制御室のスズメに伝えられ、そこで計算をして、レシートを書いてもらいます。
お店の中も、実はふしぎでいっぱいです。
実際のスウェーデンのお店は、どんなふうになっているのでしょう。
燻製の魚も、一ぴきまるごと売られていて、豪快です。

棚に並んだ、いろいろな調味料。

空き缶やペットボトルのリサイクル機。
使い終わった缶やビン、ペットボトルをこの中へ入れると、デポジット分が戻ってきます。
さすがは、エコの国。

「出前一丁」を発見!

実は今、スウェーデンでは、おいしくて体にいいと、日本食が大人気。
スーパーでも、パックのおすしが売られていたり、

のりやとうふも手に入ります。
Surimiという名前で、冷凍のカニカマも売られています。

見慣れた食べものも、異国のスーパーに並ぶと、微妙にちがって、なんだかふしぎな感じです。
(絵本の写真は、出版社の許可を得て掲載しています。)
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- 2014-02-01 :
- 絵本
ちょっとひと息 ~スウェーデン流スローライフ~ 2
今日のフィーカのお茶請けには、前回、ちょっとご紹介した絵本
"Dunderlunds bästa bokstav"
(「ドゥンデルルンドおじさんのお気に入りの文字」
オーサ・リンド作 サラ・リンドベリィ絵
PQR-kultur社)です。
ドゥンデルルンドさんは、クロスワードの好きなおじさんです。
ある日、郵便受けのそばで、ふしぎな女の子に出会います……。
フリーダという、その女の子は、おじさんのおとなりに住むおばあさんのまごでした。町からあそびにやって来たのです。
「文字っていろんな意味があるね」フリーダはいいます。
たとえば、I(イー)
「I(イ) postlådan(ポストローダン)(郵便受けの中に)」のI(イー)
冷たい水に飛び込んだとき、さけんでしまうひめいは、IIIIIII(イイイイイ)-------!
なるほど、かわったことをいう子です。
「おじさんのお気に入りの文字はなに?」フリーダがたずねました。

フリーダのお気に入りはR(アール)。
Rrrrrrrrrrr(ルルルルルルル)……と自転車をならして、いってしまいました。
ドゥンデルルンドおじさんの妹のお気に入りはO(オー)。
心が落ち着くのだそうです。
おじさんのお気に入りは、なかなかみつかりません。
I(イー)は、チクチクいたそうだし。
Q(キュー)は、きもちがわるそうだし。
G(ゲー)は、ゲロゲロうるさいし。
Ä(エー)は、ボツボツしているし。
P(ピー)は、プーッとふくれているし。
Y(イュー)は、ワイワイさわがしいし。
H(ホー)は、ヘルシーに気をつけなくちゃいけないし。

夜になりました。
はてしない夜空の中から、フクロウがあらわれ、ネズミの命をうばっていきます……
そんな過酷な運命(うんめい)を、
夜空にひろがる宇宙(うちゅう)は、
なんと悠々(ゆうゆう)と
受(う)け入れるのだろう!
お気に入りの文字が、ようやくみつかりました。
よく朝、おじさんがおとなりのおばあさんのうちをたずねると、フリーダはいませんでした。町へ帰ってしまったのです。
がっかりしているおじさんに、おばあさんは、コーヒーとシナモンロールを運んできてくれました。
「そうそう、フリーダがね、一文字でいいから、はがきを書いて送ってほしいそうですよ」
おじさんはうなずきました。
書くのはもちろん、U(ウー) の文字です。

みなさんには、お気に入りの文字はありますか?
私自身、ドゥンデルルンドおじさんと同じく、文字を好みの対象として考えたことはなかったので、フリーダの言葉には、はっとさせられました。
たしかに、文字もよく見ると、一文字ずつ個性があって、おもしろいですね。
身近なものにも、ふとした小さな発見があるとうれしくなります。
忙しい暮らしの中にも、スウェーデンの人たちのように、「ちょっとひと息」をうまく取り入れ、まわりを振り返ってみると、気がつくことは、けっこうあるのかもしれません。
それでは最後に、スウェーデン語とは、いったいどんな文字かというと、
A B C D E F G H I J K L M N
O P Q R S T U V W X Y Z
Å Ä Ö
AからZまでは、ふつうのアルファベットですが、最後のÅ、Ä、Öの3つは、独特のものです。
さて、ブログでは、これからスウェーデンの様々な絵本をご紹介していきます。
スウェーデン語もちょっぴり学べてお得ですよ!
おはなしの国スウェーデンを、絵本で旅してみませんか?
次回もどうぞお楽しみに。
(絵本の写真は、出版社の許可を得て掲載しています。)
"Dunderlunds bästa bokstav"
(「ドゥンデルルンドおじさんのお気に入りの文字」
オーサ・リンド作 サラ・リンドベリィ絵
PQR-kultur社)です。
ドゥンデルルンドさんは、クロスワードの好きなおじさんです。
ある日、郵便受けのそばで、ふしぎな女の子に出会います……。
フリーダという、その女の子は、おじさんのおとなりに住むおばあさんのまごでした。町からあそびにやって来たのです。
「文字っていろんな意味があるね」フリーダはいいます。
たとえば、I(イー)
「I(イ) postlådan(ポストローダン)(郵便受けの中に)」のI(イー)
冷たい水に飛び込んだとき、さけんでしまうひめいは、IIIIIII(イイイイイ)-------!
なるほど、かわったことをいう子です。
「おじさんのお気に入りの文字はなに?」フリーダがたずねました。

フリーダのお気に入りはR(アール)。
Rrrrrrrrrrr(ルルルルルルル)……と自転車をならして、いってしまいました。
ドゥンデルルンドおじさんの妹のお気に入りはO(オー)。
心が落ち着くのだそうです。
おじさんのお気に入りは、なかなかみつかりません。
I(イー)は、チクチクいたそうだし。
Q(キュー)は、きもちがわるそうだし。
G(ゲー)は、ゲロゲロうるさいし。
Ä(エー)は、ボツボツしているし。
P(ピー)は、プーッとふくれているし。
Y(イュー)は、ワイワイさわがしいし。
H(ホー)は、ヘルシーに気をつけなくちゃいけないし。

夜になりました。
はてしない夜空の中から、フクロウがあらわれ、ネズミの命をうばっていきます……
そんな過酷な運命(うんめい)を、
夜空にひろがる宇宙(うちゅう)は、
なんと悠々(ゆうゆう)と
受(う)け入れるのだろう!
お気に入りの文字が、ようやくみつかりました。
よく朝、おじさんがおとなりのおばあさんのうちをたずねると、フリーダはいませんでした。町へ帰ってしまったのです。
がっかりしているおじさんに、おばあさんは、コーヒーとシナモンロールを運んできてくれました。
「そうそう、フリーダがね、一文字でいいから、はがきを書いて送ってほしいそうですよ」
おじさんはうなずきました。
書くのはもちろん、U(ウー) の文字です。

みなさんには、お気に入りの文字はありますか?
私自身、ドゥンデルルンドおじさんと同じく、文字を好みの対象として考えたことはなかったので、フリーダの言葉には、はっとさせられました。
たしかに、文字もよく見ると、一文字ずつ個性があって、おもしろいですね。
身近なものにも、ふとした小さな発見があるとうれしくなります。
忙しい暮らしの中にも、スウェーデンの人たちのように、「ちょっとひと息」をうまく取り入れ、まわりを振り返ってみると、気がつくことは、けっこうあるのかもしれません。
それでは最後に、スウェーデン語とは、いったいどんな文字かというと、
A B C D E F G H I J K L M N
O P Q R S T U V W X Y Z
Å Ä Ö
AからZまでは、ふつうのアルファベットですが、最後のÅ、Ä、Öの3つは、独特のものです。
さて、ブログでは、これからスウェーデンの様々な絵本をご紹介していきます。
スウェーデン語もちょっぴり学べてお得ですよ!
おはなしの国スウェーデンを、絵本で旅してみませんか?
次回もどうぞお楽しみに。
(絵本の写真は、出版社の許可を得て掲載しています。)