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春は生き物の季節♪

もうすぐ、ゴールデンウィーク。
スウェーデンの人たちのように
森にピクニックに出かけて、
自然の中でゆっくりするのもいいですね。

めずらしい生き物と
出会えるかもしれません。

今日は、そんな、一風変わった生き物が登場する絵本
"Glossas café"
(「まじょグロッサのきっさてん」 
Pija Lindenbaum 作・絵 Alfabeta社)
をご紹介します。


キツネ変身

頭にしっぽがはえたキツネや、


カラスとカエル

足がハイヒールになったカエル、
羽がバナナになったカラス。


歩く魚

はたまた、あるく魚まで。


いったい、どうして、
こんな姿になってしまったのでしょう?

おはなしは、
いじわるな魔女の親子グロッサとグレータが、
山の上に喫茶店をひらいたことから始まります。

カフェ開店


二人は、お客さんへ出す料理に
こっそり魔法をかけていたのです。

仕込中


やがて、お客さんは、
だれも寄りつかなくなりました。

みんな、へんてこな姿にされるより、
おなかをすかせた方がましだと思ったのです。

すっかり退屈してしまった
グロッサとグレータは、

退屈

今度は、自分たちに魔法をかけて、
やさしい、いい魔女に変身します。

そして
病院をひらいて、
みんなの魔法をといてあげます。

クリニック

病院は、
毎日、大繁盛。

めでたし、めでたし。



魔法にかけられていない、
本物のカラス

kråka

日本のカラスとちょっと違います。


長さ5センチほどもある、
ビッグサイズのナメクジ 

ナメクジ

べつに、魔法にかけられているわけではありません。

さすが、スウェーデン。
人々の背が高いのはもちろん、
ナメクジまでビッグサイズとは。
スケールが違いますね。





(絵本の写真は、作者の許可を得て掲載しています。)







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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

春の交通安全週間

今日は、交通ルールを楽しく学べる絵本
"Vita streck"(「ビータのしろいせん」
Sara Lundberg作・絵 Alfabeta社)
をご紹介します。


ビータは女の子。
道路の真ん中に、
まっすぐ線をひいています。

線をひくビータ

車がきちんと通れるのは、ビータのおかげ。

そんなビータのリボンの中には、
あおおじさんとあかおじさんが住んでいます。
交通ルールを守らない車がいると……

おじさんたち現る

おじさんたちが、リボンの中から飛び出して、
車におしおき。

とっておきの
「おうだんほどうのうた」をうたってきかせます。

交通安全のうた

おじさんたちに
こっぴどくしかられた車は、
いちもくさんに逃げていってしまいました。

さよなら車さん

次は、ちゃんと止まってくれますように。


夜になると、
アルバーロおじさんが、
町のあかりをともしてくれます。

アルヴァーロおじさん

ビータは、おじさんの肩にのって、
あかりをながめるのです。

わたしたちの町の道路の線も、
ビータがひいてくれているのかもしれません。


あおおじさんやあかおじさんに
怒られないよう、
交通ルールはしっかり守らないといけませんね。


車に気をつけるのはもちろんですが、
馬にも注意が必要です。

Fårö 羊に注意の看板

「馬に注意」の標識


スウェーデンでは、馬に乗って道を歩いている人も
たびたびみかけます。

スウェーデン 724


歩行者や自転車と同様、乗馬でも
普通の道を通行することができるのです。

「馬に注意」の標識の下には、
さらに"Gäller även får"の文字が。

fårは、スウェーデン語で、「ひつじ」の意味。
「ひつじにも注意」と書かれています。

Fårö (7)


道ばたで、牛やひつじが草をはんでいたり、
リスやウサギがひょっこり現れたり、
のどかなスウェーデンですが、
動物たちの急な飛び出しには
十分気をつけましょう。




(絵本の写真は、作者の許可を得て掲載しています。)




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プロフィール

きただい えりこ

Author:きただい えりこ
スウェーデンに留学し、児童文学と文芸創作を学ぶ。
現在は、小学校の司書をしながら、スウェーデンの絵本・児童書の翻訳と紹介を行っている。
よみうりカルチャー荻窪教室「絵本で学ぶスウェーデン語」講座元講師。
日本の絵本・児童書をスウェーデン語に翻訳し、スウェーデンで紹介もしている。

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